RESTAURANT DAFNE

長年カフェを営んできた《MORIHICO.》にとって、
フレンチレストランは新たな挑戦だった。
ゲストにとって心地いい空間づくりのノウハウを活かし
装飾やカトラリー、器など、細部に至るまで
すべてが一体となるように演出。
“フレンチの入口でありたい”との想いから、
あえて難しいテーブルマナーは取り払い
誰もが思いきり美食を体験できる店づくりにこだわった。

テーマは“迎旬”。
トラディショナルなフレンチをベースに、
現代的なエッセンスで再構築した料理に用いるのは、
信頼のおける北海道の食材。
そしてその食材が旨味と香りのピークを迎えたタイミングを逃さず、
色彩も美しいひと皿に紡いでいく。
生産者との対話を重ね、テロワールの独自文化と、彼らならではの食べ方を学び
それが新たな料理のヒントになることも。

緩急あるコースはまるでコンチェルトを奏でるようにドラマティック。
今食べたスモークのやわらかな薫香が、
次に運ばれる料理の香りをさらに引き立てる。
そんな前後の余韻と繋がりをとても大切にしている。

とりわけ興味深かったのが、
羊飼いでハンターでもある黒井さんのエゾシカのこと。
春と夏はクリアな青草の香り、
果実の甘みと旨味をたっぷりと蓄えた秋、
木の肌のような樽感のある香りで魅了する冬。
北海道のくっきりとした四季の中で育まれ
シェフに「彼が仕留めたシカは世界一」と言わしめるその肉質は
大地をそのままいただくような、滋味にあふれている。

道産素材とフレンチの繊細な技が融合すれば、
どこにも負けない料理ができるという確信がある。
歌劇場を有する施設にある「RESTAURANT DAFNE」は
海外からのアーティストやゲストの利用も多い。
そんな渡り鳥のような彼らに魅力を伝えることで、
北海道が世界に広まっていけば最高だ。

訪れたなら伝統料理のビスクをぜひ。
年間を通じて様々な甲殻類が旬を繋いでいく、海に囲まれた北海道。
海老と蟹をベースに、コンソメや貝類の旨味を凝縮させたスープには
仕上げの発酵バターと煮詰めたチェリー酒が芳醇に香る。
20年に渡る試行錯誤の末、シェフがたどり着いたスペシャリテ。
うっとりするような海の幸をご賞味あれ。
レストラン ダフネ
News
【当面の間】
全日 ランチ 11:00ー15:00(L.O.14:30)
ディナー 17:00ー22:00(フードL.O.21:00 /ドリンクL.O.21:30)
※ディナータイムは完全予約制
※アルコールをご提供致します。
※イベント時は営業時間が変更になる場合がございます。
【3/22(水)】短縮営業
11:00-15:00(L.O.14:30)
【3/23(木)】
11:00-15:00(L.O.14:30)
ディナー貸切のため
ADDRESS | 北海道札幌市中央区北1条西1丁目 札幌市民交流プラザ2F |
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TEL | 011-211-0813 |
OPEN | 11:00~22:00 (フードL.O. 21:00、ドリンクL.O. 21:30) |
CLOSED | 不定休 |
P | 有料駐車場あり |
ACCESS | 札幌市営地下鉄東西線、南北線、東豊線 「大通」駅30番出口直結 |
Webサイト | https://dafne.morihico.com/ |