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ひらがなのもりひこ

ひらがなのもりひこ

まん丸の生地が幾重にも重なる様子が、もう、可愛い。いつか絵本で憧れた、まさにあのヴィジュアル。

ひらがなのもりひこ

「故きを温ねて新しきを知る」を信条に、誰もが知るホットケーキを、《MORIHICO.》流に大胆にアレンジ。生地には北海道産小麦を使用。こだわりの生地はシェフを交えて試作を重ね、醤油やみりんといった、日本の伝統調味料を加えたレシピにたどり着いた。それを大きな銅板で丁寧に、しっとりと、ふんわりと焼き上げる。運ばれてきたのは、うっとりするような蜂蜜色。焼き立てにナイフを入れるとき、誰もが思わずにっこりと、笑みを浮かべてしまう。

ひらがなのもりひこ

生まれながらに欧米カルチャーと触れあってきた若者たちにとってむしろ新鮮な日本文化への好奇心。そして古来より大切にされてきた、“和の心”への回帰。市川さんはローカルな都市を訪ねるたびに、ひしひしとそのことを感じていたそうだ。だから《MORIHICO.》ならではのアプローチで、「一芸に秀でた日本の仕事を提供したい」との想いを強くした。そこで誕生したのが「ひらがなのもりひこ」だ。

ひらがなのもりひこ

かつて日本人にとって仕事は神事(かみごと)であった。収穫物を捧げる気持ちを持って励む、その美しさと誇り。同店では日本の伝統や風習に敬意を払いながら、現代のエスプリを効かせることを意識している。内装はかまくらをイメージして、インテリアやファニチャーまで角を取り、曲線を多用。特注の椅子は包み込まれるような安心感とともに、そのものがパーテーションの機能を担っている。さらにはまるで糸電話のように、向かい側に座る相手の声が、耳元で反響するというおまけ付き。

ひらがなのもりひこ

こちらでは老舗茶舗・玉翠園ともコラボレーション。全国から取り寄せる上質な茶葉を使った抹茶や煎茶が味わえる。お茶もコーヒーもサイフォン式を採用し、たっぷり2杯分。

ひらがなのもりひこ

多彩なトッピングをあれこれ迷いながら選ぶ楽しみ。時節を感じさせる素材をたっぷりと盛り込んだ、上品な甘さのあんみつ。「ひらがなのもりひこ」は訪れるたびにときめきを運んでくれる。

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